統合失調症 : 精神分裂病を解く
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書誌事項
統合失調症 : 精神分裂病を解く
(ちくま新書, 361)
筑摩書房, 2002.8
- タイトル読み
-
トウゴウ シッチョウショウ : セイシン ブンレツビョウ オ トク
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注記
主要参考文献: p235-237
内容説明・目次
内容説明
これまで、「わからない病」「治らない病」として差別的に扱われてきた「精神分裂病」という名称が「統合失調症」に変わった。過労・不眠によって心が閉ざされてゆく発病までの初期段階から、対人恐怖・迫害妄想の段階を通り発病に至るまでの経緯を解明。心・身体・社会という統合的視点から、この病を了解的に捉えなおす。汎精神疾患論のアプローチから、精神病理を解体する。
目次
- 精神分裂病から統合失調症へ
- 1 精神疾患とはなにか?(精神の危機と自明性の喪失;狂と狂気;汎精神疾患論の提起)
- 2 関係失調としての統合失調症(「精神分裂病」概念のはらんできた矛盾;迫害妄想論の展開)
- 3 迫害妄想病の人間学的構築(迫害妄想型の三段階;対人/社会恐怖様段階;迫害的幻覚・妄想期;夢幻様状態)
- 「慢性化」の問題と「経過型」について
「BOOKデータベース」 より