月を曳く船方 : 清末中国人の米欧回覧
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書誌事項
月を曳く船方 : 清末中国人の米欧回覧
(成文堂選書, 37)
成文堂, 2002.9
- タイトル読み
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ツキ オ ヒク フナカタ : シンマツ チュウゴクジン ノ ベイオウ カイラン
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注記
折り込み地図1枚
主な参考文献一覧: p185-188
図版目録一覧: p189-190
修士論文「大清帝国最初の遣外使節団 : 随行通訳張徳彝の見聞録を中心に」(東京大学, 1990年)を基本とする
内容説明・目次
内容説明
本書は、清朝末期、一八六八年一月から一八七〇年九月にかけて政府から派遣された欧米視察団(団長はアメリカ出身の外交官アンソン・バーリンゲーム、中国語名=蒲安臣)の訪問記を、わが国にはじめて紹介したものである。具体的には、随行通訳見習いの張徳彝が書き残した日記風見聞録「欧米環游記」を中心に、使節団の三名から成る欽差大臣の一人である志剛の手による「初使泰西記」を参考にしながら、その全行程を、主に原文注釈の手法を用いて考察したものである。
目次
- 中国人による西洋見聞記をめぐって—序に代えて
- 第1章 蒲安臣と使節団
- 第2章 紫禁城を発つ
- 第3章 竜旗、華盛頓に翻る
- 第4章 西洋実学への開眼
- 第5章 異文化の交差点
- 第6章 瑞々しい感性
- 第7章 悲痛な旅路
- 第8章 蒲安臣使節団の特徴と意義
「BOOKデータベース」 より