群衆論
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群衆論
(ちくま学芸文庫, [ミ-12-1])
筑摩書房, 2002.9
- タイトル読み
-
グンシュウロン
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内容説明・目次
内容説明
顔から群れへ、群れから群衆へ、そしてさらなる増殖へ…。群衆に抱かれながら、人々は触覚の喜びと恐れを覚え、その皮膚にあらゆる群れの感情を記憶させてきた。20世紀に登場した都市群衆という怪物は、新しい視覚体験を生む創像の源となるとともに、その一方、権力の繭となり所有と支配を産む力ともなる。創像者はやがて映像による知覚の革命を夢み、権力の繭からは〈監視者〉が姿を現わす。20世紀の群衆現象をたどり、精神科医クレランボー、エイゼンシュタイン、ヴィトゲンシュタイン、ウォーホルらの映像表現を渉猟しながら、群衆の管理のイメージの変遷を追う。
目次
- 襞のなかで眠りたい
- サイケデリックス
- なぜ顔に見えるのか
- 増殖の始まり
- 組み立て式の眼
- 階段から落ちる
- ザンダー・エコロジー
- 家族的類似について
- 死の地勢学
- エキストラはなぜカメラを見てはいけないのか
- キングコング、クビライ・カン、カフカ?
- 人生と幸運
- 電子映像時代の芸術
- 群集—パリ・ベルリン・プラハ
- 注視者と測量士
「BOOKデータベース」 より