これからの施設福祉を考える : レジデンシャルワークの理論と実際

書誌事項

これからの施設福祉を考える : レジデンシャルワークの理論と実際

ロジャー・クロウ著 ; 杉本敏夫訳

久美, 2002.9

タイトル別名

The practice of residential work

タイトル読み

コレカラ ノ シセツ フクシ オ カンガエル : レジデンシャル ワーク ノ リロン ト ジッサイ

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注記

原著 (Macmillan, 2000)の全訳

Bibliography: p241-251

内容説明・目次

内容説明

著者は、本書のなかで、「レジデンシャルワーク」は、他の多くの仕事に近似しているにもかかわらず、良くて直接的ケアの一タイプと見られていると主張する。すなわち、「レジデンシャルワーク」は、その中心的な側面として他者の身体的なケアを直接行う仕事と考えられているのである。施設に居住するということがこの仕事をホームケアとは異なるものとし、直接的ケアの必要性によって特別住宅やホテルの仕事とは区別される。したがって仕事上のアイデンティティや居住ホームで働く人々の訓練に対してもつ意味が検討される。さらに、著者はスタッフが訓練を必要としていると主張する。本書の議論は、まず第一に、人々とその環境を理解することが実践の改善につながるということ、そして第二にスキルは学習可能であるという前提に基づいている。さらに、スタッフはホームで生活している人々を大切にすることと、自分たちの仕事の重要性を認めることが基本となる。理論は実践の基盤となるし、またそうあるべきである。したがって、本書の中心的な課題はレジデンシャルワークに使われている諸理論を検討することである。

目次

  • 第1章 居住ホームでの生活
  • 第2章 スタッフとスタッフが働く組織
  • 第3章 直接ケア:仕事、理論、そして脈絡
  • 第4章 レジデンシャルワーカーが知っておくべきこと:実践のための理論
  • 第5章 実践場面での知識の利用:仕事に取り組む
  • 第6章 実践のための倫理的基盤
  • 第7章 居住ホーム生活の調査研究
  • 第8章 居住ホームのマネジメント
  • 第9章 望ましいライフスタイル

「BOOKデータベース」 より

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