経済社会の倫理
著者
書誌事項
経済社会の倫理
晃洋書房, 2002.8
- タイトル別名
-
Sozialethik mit internationaler Bibliographie, 4. Teil : Wirtschaftsethik
- タイトル読み
-
ケイザイ シャカイ ノ リンリ
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注記
Sozialethik mit internationaler Bibliographie, 4. Teil : Wirtschaftsethik.の翻訳
内容説明・目次
内容説明
本書は同じ著者によって編まれた『社会倫理学』の第四巻をなす。秩序倫理を対象とする。経済にかかわる幾多の学問を規定したのち、著者は経済合理性という中心概念に取り組む。続いて、さまざまな経済体制の倫理的正しさを問う。ここで中心的意義をもってくるのが、私的所有権と自己主導にたいする態度決定である。市場経済にかんする章のなかで、著者は市場経済の多様な方向に、とりわけていわゆる社会的市場経済に論及している。ここでは、今日の社会的市場経済はいかなる経済秩序構想にも向けられる根本要請を充たすことができるか否か、という問題が決定的に重要である。市場経済の正当化とその限界を提示することに続いて、市場経済のさまざまな制度—労使諸団体、銀行、証券取引所など—が、倫理的使命に応えるそれらの義務にかかわって論じられる。この著作は、倫理的諸問題が取り扱われるさいの倫理の体系学という点に特徴をもち、それゆえに倫理学的論証と経済学的論証との境界がつねに明瞭になっている。
目次
- 経済の学的探求
- 経済倫理の編成
- 経済合理性
- 必要と欲求
- 生産要素
- 私的所有権
- 経済体制
- 需要と供給
- 貨幣制度と信用制度
- 価格とその公正性
- 賃金
- 利潤
「BOOKデータベース」 より