家族が自殺に追い込まれるとき
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家族が自殺に追い込まれるとき
(講談社文庫)
講談社, 2002.8
- タイトル読み
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カゾク ガ ジサツ ニ オイコマレル トキ
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内容説明・目次
内容説明
「すまん!申し訳ない!どうしたらよいか分らなくなった」と遺書を残し、入水自殺した男性管理職。自殺者の数が年間三万人を超えた。なかでも働きざかりの男が目立つ。不況、リストラ、過労…ストレス社会が“最悪の選択”へ追い込むのか。十四人の悲劇を辿り、家族の苦悩と社会病理を抉る渾身のルポ。
目次
- 第1部 激しすぎる仕事重すぎる責任(「恨むなら会社を恨め」—日立造船舞鶴工場;だれのための労災保険か—川崎製鉄倉敷工場;市職員を追い詰めた「無関心」の壁—静岡県下田市役所;「夫を家族のもとに取り返したい」—サンコー岡谷工場)
- 第2部 「脱不況」の名のもとに(民営化の歪みをまともに受けて—NTT札幌営業所;下請け社長の壮烈なる抗議—京王設備サービス下請け;親友三社長の「悲劇の連帯保証」—東京都府中市)
- 第3部 「わが子は弱かったんじゃない」(立ち上がった母親たち—飛島建設本社、広島市イシモト食品;異国で逝った息子よ!—神戸製鋼タールサイト工場;新人保母の「砕け散った夢」—東加古川幼稚園)
- 第4部 「自死」を迫る社会病理(夫は役所の上司に殺された—大分県日田市役所;「君が代」と「人権教育」の狭間で—広島県世羅高校;官僚になりきれなかった環境庁局長—環境庁企画調整局)
「BOOKデータベース」 より