山谷崖っぷち日記
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山谷崖っぷち日記
(角川文庫, 12570)
角川書店, 2002.8
- タイトル読み
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サンヤ ガケップチ ニッキ
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内容説明・目次
内容説明
「つまるところ、私は人生に向いていない人間なのだ」大学卒業後、会社勤めに挫折し、釜ヶ崎で労務者になった著者は、そう結論づけて山谷にやって来た。たたみ一畳のベッドハウスに泊まり、現場仕事をし、「山谷」という奈落に生きる人間たちの生活と心根をつぶさに観察していく。苛酷な生存競争の場を静謐な文体で綴った現代の「方丈記」であると全選考委員に絶賛されて第九回開高健賞を受賞。
目次
- 山谷のドヤ街でベッドハウスの住人になった
- 昭和三十年代なら私は生きられなかっただろうと思っていたのだ
- 塚本さんがいなくなった
- 身体の面倒を見なければならぬことに気づき、散歩を始めた
- 「あなた、可哀相な人」と外国人就労者に言われた
- 人生を総括して少しもおかしくない年齢になった
「BOOKデータベース」 より