美と宗教の発見
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美と宗教の発見
(ちくま学芸文庫)
筑摩書房, 2002.10
- タイトル読み
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ビ ト シュウキョウ ノ ハッケン
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内容説明・目次
内容説明
本書は、「梅原日本学」として、今や大きな山容を現わすに至った著者全業績の「原マグマ」とも言うべき処女論文集。日本文化論一般の形成に大きな足跡を残した先人(鈴木大拙、和辻哲郎、柳宗悦、正岡子規、丸山真男ら)に次々に肉迫。彼らの業績の意味と限界を、圧倒的な批判と論駁のうちに明示する。以後多くの著作として結実するその方法論は、「感情的構造を問う」著者独自のものであった。論難の書でありながら、副題に「創造的」とあるのも、うなづけよう。この独創の剣によって切り開かれた先に、新たに発見される日本の「美」と「宗教」。「梅原日本学」は、ここに始まる。
目次
- 第1部 文化の問題(日本文化論への批判的考察—鈴木大拙・和辻哲郎の場合;明治百年における日本の自己誤認—日本人の宗教的痴呆;美学におけるナショナリズム)
- 第2部 美の問題(日本の美意識の感情的構造;壬生忠岑「和歌体十種」について;世阿弥の芸術論;徳川武士の美意識の構造)
- 第3部 宗教の問題(「固有神道」覚え書き;浄土教的感情様式について;創価学会の哲学的宗教的批判)
「BOOKデータベース」 より