あきらめの哲学:森鴎外
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あきらめの哲学:森鴎外
(PHP文庫)
PHP研究所, 1988.1
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アキラメ ノ テツガク モリ オウガイ
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Description and Table of Contents
Description
日本を代表する文豪であると同時に、当時、陸軍軍医総監というサラリーマンの世界で最高の地位についた鴎外。しかし彼の人生は順風満帆とはいえなかった。二足のわらじをはいたために様々な誹謗をあびていく。鴎外の40代後半の人生に焦点をあて、左遷、同僚との確執、離婚など人と社会の軋轢に耐え、挫折を通じ到達したあきらめの境地と哀歓を現代に照射する。
Table of Contents
- 第1章 あきらめの哲学
- 第2章 別離の悲哀
- 第3章 遊びの底の諦念
- 第4章 国家社会問題との直面
- 第5章 大逆事件と社会問題への関心
- 第6章 真なる生の模索
- 第7章 癒し難い心の飢え
- 第8章 傍観者のまなざし
- 第9章 合理主義と宗教の葛藤—『かのやうに』と山県有朋
- 第10章 歴史と神話のはざまで
- 第11章 鴎外の政治感覚
- 第12章 性をめぐる現実と創作—『雁』と鴎外のかくし妻児玉せき
- 第13章 見果てぬ愛の憧憬
- 第14章 噴き出す内奥の“毒”
- 第15章 翻訳に託した日々の鬱積
- 第16章 『フアウスト』に注いだ心血
- 第17章 苦悩に満ちた先覚者の魂
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