系図が語る世界史
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書誌事項
系図が語る世界史
(シリーズ歴史学の現在 / 歴史学研究会編, 8)
青木書店, 2002.11
- タイトル別名
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Genealogies in history
- タイトル読み
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ケイズ ガ カタル セカイシ
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注記
執筆: 松薗斉ほか
欧文タイトルは標題紙裏による
内容: まえがき(亀長洋子), 第I部: 正当性・卓越性の主張(「中世公家と系図」-「琉球家譜の成立と門中」), 第II部: 同族意識の形成と強化(「中国の近世譜」-「文字社会化と系譜意識の変化」), 第III部: 学問研究としての系図(「ターリブ家系譜学の専門用語と記号」-「微視的歴史研究としての家計図分析」)
「歴史学研究」743号(2000.11)の「特集 家系図の比較文化史」を基に改訂・新稿を加えたもの
収録内容
- 中世公家と系図 : 『尊卑分脈』成立前後 / 松薗斉 [執筆]
- 神を称する武士たち : 諏訪「神氏系図」にみる家系意識 / 中沢克昭 [執筆]
- 姓を変えること : 中世ジェノヴァのアルベルゴに関する試論 / 亀長洋子 [執筆]
- 琉球家譜の成立と門中 / 田名真之 [執筆]
- 中国の近世譜 / 井上徹 [執筆]
- 近世朝鮮の氏族と系譜の構築 : 安東権氏の族譜編纂をとおして / 吉田光男 [執筆]
- 近代宗譜考 : 清末民初期の江蘇省の事例を対象に / 倉橋圭子 [執筆]
- 旅する系図 : 南アラビア、ハドラマウト出身サイイドの事例より / 新井和広 [執筆]
- 文字社会化と系譜意識の変化 : 東アフリカ内陸部の場合 / 小馬徹 [執筆]
- ターリブ家系譜学の専門用語と記号 : 用語集史料の記述から / 森本一夫 [執筆]
- モンゴル王統系図『ムイッズル=アンサーブ』諸写本におけるチンギス裔系譜情報の異同について / 赤坂恒明 [執筆]
- 近代イギリス農村家族の家系図 : 歴史学と系図学の接点 / 高橋基泰 [執筆]
- 微視的歴史研究としての家系図分析 / 吉野悦雄 [執筆]
内容説明・目次
内容説明
古今東西の系図が導く新たな歴史への視点—系図作成の動機、またその虚構性の背後に隠された意図など、政治的・社会的状況の分析から歴史の諸相が浮かび上がる。
目次
- 第1部 正統性・卓越性の主張(中世公家と系図—『尊卑分脈』成立前後;神を称する武士たち—諏訪「神氏系図」にみる家系意識;姓を変えること—中世ジェノヴァのアルベルゴに関する試論 ほか)
- 第2部 同族意識の形成と強化(中国の近世譜;近世朝鮮の氏族と系譜の構築—安東権氏の族譜編纂をとおして;近代宗譜考—清末民初期の江蘇省の事例を対象に ほか)
- 第3部 学問研究としての系図(ターリブ家系譜学の専門用語と記号—用語集史料の記述から;モンゴル王統系図『ムイッズル=アンサーブ』諸写本におけるチンギス裔系譜情報の異同について;近代イギリス農村家族の家系図—歴史学と系図学の接点 ほか)
「BOOKデータベース」 より