古代王権と律令国家
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古代王権と律令国家
(歴史科学叢書)
校倉書房, 2002.12
- タイトル読み
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コダイ オウケン ト リツリョウ コッカ
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注記
筧敏生業績目録: p345-347
内容説明・目次
内容説明
いつから国家なのかを問題とするのではなく、古代国家が律令国家としてたちあらわれたことを重視したい。律令国家以前に初期国家を措定するにせよ、しないにせよ、後世にいかなる問題を継承させたかが重要なのである。初期国家段階、つまり五〜六世紀段階が、その後の日本列島上の国家史にとっていかなる意味をもつのかが問われる必要があろう。その点で、日本歴史上の国家が天皇という君主を戴く国家として、天皇をかかえこむ国家として存在した、また、存在していることの意味は大きい。律令国家段階を重視する所以である。
目次
- 第1部 日本律令国家の支配秩序(百済王姓の成立と日本古代帝国;律令官司制の成立と品部・雑戸制;耽羅王権と日本)
- 第2部 古代王権の構造(古代王権と律令国家機構;太上天皇尊号宣下制の成立;太上天皇宣命と公式令詔書;中世王権の特質;古代王権と議政官 ほか)
「BOOKデータベース」 より