小説のナラトロジー : 主題と変奏
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小説のナラトロジー : 主題と変奏
(Sekaishiso seminar)
世界思想社, 2003.1
- タイトル読み
-
ショウセツ ノ ナラトロジー : シュダイ ト ヘンソウ
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注記
人名・書名索引: 巻末pi-iv
事項索引: 巻末pv-vii
内容説明・目次
内容説明
ナラトロジー(物語論)の観点から、漱石、鴎外、鏡花、荷風、谷崎、川端、大岡、三島、筒井、中上、大江を読み、日本近現代小説にひそむ、語りの技と物語の構造の両面を分析、小説の新たな読解を提示する。
目次
- 1 主題の諸相(虚構性と物語性—筒井康隆『虚人たち』と『美芸公』;回想と現在—大岡昇平『野火』;物語の構造と語りのレトリックの絡み合い—鏡花『伯爵の釵』;テクストとパラテクスト—永井荷風『珊瑚集』;テクストとしての小説家—大江健三郎『懐かしい年への手紙』)
- 2 変奏の行方(写生文と小説のあいだ—漱石『草枕』『虞美人草』『坑夫』;書くことの悪魔払い—鴎外『追儺』;越境する物語—谷崎潤一郎『吉野葛』;切り取られた時間—川端康成『浅草紅団』;テクストの内/外なる「作家」—三島由紀夫『仮面の告白』と『禁色』;高貴にして澱んだ「物語」—中上健次『千年の愉楽』)
「BOOKデータベース」 より