詐欺師の楽園
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詐欺師の楽園
(岩波現代文庫, 文芸 ; 66)
岩波書店, 2003.1
- タイトル読み
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サギシ ノ ラクエン
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注記
単行本: 學藝書林(1975.5)刊
内容説明・目次
内容説明
制度が硬直しているところこそ、詐欺師の楽園となる。まじめくさった軍隊やスキだらけの貴族社会、王宮の政治機構などを徹底的にコケにして、痛快な悪ふざけ、大泥棒を働く悪漢たちが跋扈する。一八世紀から二〇世紀、近代的システムが整備されんとするヨーロッパ社会の裏面と深層を辛辣に暴きだす精神分析的社会批評。
目次
- 贋エチオピア皇帝の訪れ—英国艦隊をコケにした悪漢ヴェア・コール
- バルムベックの王様—大盗賊団長アドルフ・ペーターセン
- ルーマニアの泥棒英雄—貴婦人総ナメのゲオルク・マノレスコ
- モナ・リザ泥棒—無頼の王様アポリネール
- 詐欺師の哲学—薔薇十字団大幹部カザノヴァ
- 華やかな鉄仮面—女装の剣士デオン・ド・ボーモン
- 大革命の時計師—国家陰謀の技師ボーマルシェ
- 夢の機械魔術師—史上最大の魔術師ロベール=ウーダン
- 悪魔博士の正体—オカルト怪人シュレンク=ノッチング
- 二十世紀に蘇る救世主—奇蹟かペテンかブルーノ・グレーニング
- 顔のない男—詐欺と扇動のスーパー・カメレオン
- 史上最大の贋金造り—ポルトガル乗っ取りのアルヴェス・レイス
「BOOKデータベース」 より