花をたずねて吉野山
著者
書誌事項
花をたずねて吉野山
(集英社新書, 0182D)
集英社, 2003.2
- タイトル別名
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花をたずねて吉野山 : その歴史とエコロジー
- タイトル読み
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ハナ オ タズネテ ヨシノヤマ
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注記
参考文献: p200-205
内容説明・目次
内容説明
今日、桜の名所として有名な吉野山だが、本来自然な山が、なぜ一面桜に覆われているのか?その理由を、吉野山が持つ意味から検証する。役小角が桜の木に刻んだと伝えられる蔵王権現。それを本尊とする金峯山寺蔵王堂は吉野山岳信仰の修験道の聖地である。他方、吉野山は、国政上の敗者が逃げ込んだ山でもあり、また天皇行幸の場、仏教修行の場としても重要な意味をもっていた。…いつ頃から、だれが、なんのために植えて、桜の山になったのか?お花見はいつ頃から始まったのか?『日本書紀』以来、桜とともに歩んできた日本の歴史、日本の文化の深層を探る。それらの分析を通じて、あわせて、日本の自然環境保護運動・環境NPOの原点を求める。
目次
- 1 吉野山はどうして一面の桜の山になったのか—古代から中世へ(吉野山の象徴世界;花をささげる行為;吉野山を桜の山に)
- 2 吉野山の桜を保全する力—近世から現代へ(観光名所・吉野山の登場;桜保全のNPO)
- 終章 人が自然に介入しつづけた意味—自然環境保全とは
「BOOKデータベース」 より