ヨーロッパの子どもの本
著者
書誌事項
ヨーロッパの子どもの本
(ちくま学芸文庫, [ヒ-5-1,
筑摩書房, 2003
- 上
- 下
- タイトル別名
-
子どもの本の世界
Europäische Kinderbücher
ヨーロッパの子どもの本 : 300年の歩み
- タイトル読み
-
ヨーロッパ ノ コドモ ノ ホン
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注記
「子どもの本の世界」(福音館書店 1969年刊)の改題
原著第2版の翻訳
年表: 下巻p314-327
参考文献: 下巻p349-351
その他のタイトルはカバージャケットによる
内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784480087515
内容説明
幼いころ夢中になった、忘れられない本がありますか?グリムの昔話、アンデルセン童話、長くつ下のピッピ…わくわくしながら、ときには涙を流しながら本の世界に浸った日々。子どもの心を惹きつけ、なだめ、成長させる本の秘密とは、いったい何なのか。本書にその答えがあります。国境を越えて広くヨーロッパ全体を視野におさめ、該博な知識と温かい語り口で、縦横に子どもの本の歴史と未来を論じた本書は、まさに児童文学論の古典的名著。上巻は、童謡・昔話、ロビンソン・クルーソー、アンデルセン、まんが、政治と子どもの本などをめぐって展開。
目次
- 第1章 子どもの魔法の角笛—童謡の今昔
- 第2章 むかしむかしあるところに—昔話とその由来についての覚え書
- 第3章 コメニウスから現代の絵本まで—または絵による教育
- 第4章 ロビンソン—夢と教育の手段
- 第5章 「鹿殺し」から「げんこつ大将」へ—子どもとインディアンの関係、および子どもはインディアンのイメージをいかなる本からえてきたか
- 第6章 ハインリッヒ・ホフマン博士—「もじゃもじゃペーター」など子どもの本の作者で、ライメリッヒ・キンダーリープ(子どもの好きなへぼ詩人)とも呼ばれる人
- 第7章 醜いあひるの子—童話の詩人ハンス・クリスチャン・アンデルセン
- 第8章 あぶくの言葉—まんがの発達について、およびヴィルヘルム・ブッシュからウォルト・ディズニーに至るまんがの功罪
- 第9章 一枚絵—どの年齢の子どもにもむくいちばん値段のやすい精神の糧
- 第10章 政治と子どもの本—児童図書の古典がおよぼした政治的影響、政治的傾向を持つ現代の子どもの本、全体主義国家における児童図書
- 巻冊次
-
下 ISBN 9784480087522
内容説明
幼いころ夢中になった、忘れられない本がありますか?グリムの昔話、アンデルセン童話、長くつ下のピッピ…わくわくしながら、ときには涙を流しながら本の世界に浸った日々。子どもの心を惹きつけ、なだめ、成長させる本の秘密とは、いったい何なのか。本書にその答えがあります。国境を越えて広くヨーロッパ全体を視野におさめ、該博な知識と温かい語り口で、縦横に子どもの本の歴史と未来を論じた本書は、まさに児童文学論の古典的名著。下巻は、アリスを始めとするナンセンス物語、空想文学、20世紀の絵本などを語る。
目次
- 第11章 ナンセンス—児童文学においてイギリスの特徴を最もよく表わしている要素
- 第12章 空想と現実—ピーター・パンから長くつ下のピッピに至るナンセンスな作品
- 第13章 ジャン・ド・ブリュノフ—世界の子どもにババール王様とセレスト、小猿のゼフィールをおくった人
- 第14章 宇宙からきた小さい王子—アントワーヌ・ド・サン=テグジュペリの「星の王子さま」という人物についての試論
- 第15章 写真—教育および子どもの本における新しい要素
- 第16章 二十世紀の絵本
- 第17章 アメリカの子どもの本の特徴
- 第18章 スイスの子どもの本の歴史から
- 第19章 文学者が子どものために書けば
「BOOKデータベース」 より