夏目漱石の言語空間
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夏目漱石の言語空間
笠間書院, 2003.1
- タイトル読み
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ナツメ ソウセキ ノ ゲンゴ クウカン
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内容説明・目次
内容説明
漱石作品における意識的な省筆、“言葉”と“言葉”の照応から我々は何を感得できるか。読者との精神的交渉を心から望んだ漱石の、真剣な工夫が明らかになる。
目次
- 「倫敦塔」論—生の裸形
- 「カーライル博物館」の記述—その心象風景
- 「琴のそら音」—出過ぎた洋灯の穂、幽霊論
- 「一夜」—夢を織る場所
- 写すわれと写さるる彼—「趣味の遺伝」のこと
- 「夢十夜」の叙法—読者の想像力ということ
- 物言わぬ文鳥
- 『永日小品』の「蛇」その他—足と頭と落下
- 「柿」について—母性の力、子供の心
- 「火鉢」の文章—「永日小品」について
- 画像と額縁—「モナリザ」の黄色い顔
- 「火事」—尊厳と自由
- 「紀元節」—何ら精神的な交渉なく
- まだ見たことのない鳥—漱石の批評行為ということ
- 太い線、昔通りの顔—「変化」
「BOOKデータベース」 より