東京風俗帖
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書誌事項
東京風俗帖
（ちくま学芸文庫）
筑摩書房, 2003.2
- タイトル読み
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トウキョウ フウゾクチョウ
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注記
底本: 「東京風俗帖」(青蛙房 1975年6月刊)
著者の肖像あり
内容説明・目次
内容説明
物、姿、風情、時がたてばすべて無くなる。しかし、無くなってしまうことはむやみと残ることより一層面白い。そんな思いから、根っからの東京ッ子木村荘八が東京を自ら見、自ら体験し、失われた過去の美化ではなく、生き動く変容を活写した「木村風俗論」の集大成。本書収録の「東京の風俗」（昭和２２年）から「東京繁昌記」（昭和３３年）までの五篇で、敗戦の痛手から立ち直り、高度成長へと向かいつつあった東京、ひいては現代日本の実態が鋭敏に写し取られた。それは、明治の東京、近代日本の歩みのひたむきさ、おかしさ、かなしさへの共感とともに、他に類のない文明批評の書ともなっている。
目次
- 東京の風俗
- 現代風俗帖
- 定稿 両国界隈（両国界隈；両国・浅草橋真図）
- 銀座煉瓦
- 東京繁昌記（隅田川両岸一覧；七夕と盆踊り；佃島；東京の民家；花火 ほか）
「BOOKデータベース」 より