「危機管理の社会学」を目指して : 早稲田大学危機管理研究会報告書
著者
書誌事項
「危機管理の社会学」を目指して : 早稲田大学危機管理研究会報告書
高木書房, 2003.1
- タイトル別名
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危機管理の社会学を目指して
- タイトル読み
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キキ カンリ ノ シャカイガク オ メザシテ : ワセダ ダイガク キキ カンリ ケンキュウカイ ホウコクショ
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内容説明・目次
内容説明
テロや紛争、地震などが引き起こす社会システムの急激な機能停止や解体(変動)といった現象は、社会科学の理論や手法はもとより、既存の諸制度の発展を考える上で欠くことの出来ない重要な課題を提示している。本書では、歴史学、政治学、経済学、社会学、コミュニケーション論(学)、地理学のような既存の学問領域において、これまで取り扱われることの少なかった「危機」や「変動」といった観点を通して、地域社会、国家、国際関係などを分析していく。これにより、社会学研究の応用領域、あるいは個別研究領域(領域社会学、部門別社会学)の一端に実証科学としての「危機管理の社会学」を創造するものである。この研究の主要な目的の一つは、社会学、文化人類学、歴史学ならびに他の社会科学において使用される諸概念を適用し、災害時における個人、集団、組織の行動を体系的に分析し、既存の社会科学における作業概念の批判と検証とを行うことにある。
目次
- 序章 「危機管理の社会学」を目指して
- 第1章 黄河変遷史から見た中国社会の一側面
- 第2章 中国における貧因政策の展開
- 第3章 台湾第十期総統選挙を読み解く
- 第4章 スポーツと国家・民族—モンゴル国のナーダムに見るエスニシティ
- 第5章 グローバリゼーション—その衝撃と影響
- 第6章 日本の教科書に見られる東アジア観—内容分析手法を基に
- 第7章 東アジアの政治的安定と変動—ワシントン体制における海軍の教訓から
- 第8章 IT社会における危機管理
「BOOKデータベース」 より