男たちの脱暴力 : DV克服プログラムの現場から

書誌事項

男たちの脱暴力 : DV克服プログラムの現場から

中村正夫著

(朝日選書, 724)

朝日新聞社, 2003.3

タイトル読み

オトコ タチ ノ ダツボウリョク : DV コクフク プログラム ノ ゲンバ カラ

大学図書館所蔵 件 / 157

内容説明・目次

内容説明

殴りたくて殴るわけではない。日常的なストレスが積み重なり、些細なことが引き金となって心のふたがはじけ飛ぶ。いけないと頭ではわかっているのに、おさえがきかなくなって思わず妻に手を上げる男たち。彼らもまた傷ついている。被害者へのサポートはもちろん大切だが、加害者自身が暴力に頼らない生き方を見つけなければ、DVはなくならない。DV加害者の自助グループ「メンズサポートルーム」では、男たちがそれぞれの体験や思いを語る。糾弾されることも、治療対象にされることもない。ただ、グループで語り合う。誰にも言えなかった心の内側を吐き出す、そんな空間だ。そこで何が起きたのか、何に気づいたのか。それぞれの証言を通して見えてくるのは脱暴力の道筋だ。イライラをためこんではトゲトゲを吐き出してしまう生き方を、見直すヒントまで見えてくるかもしれない。

目次

  • 第1章 グループだからできること(彼のひとことで気がついた;声をかけずにいられなかった;「非暴力グループワーク」「語る会」とは)
  • 第2章 脱暴力のグループワークをつくった男たち(メンズリブがゆりかごだった;腕力とひきかえに失われたもの;アメリカの方法を取り入れた;「怒り」の感情とうまくつきあうために)
  • 第3章 生身の人間として(あがきながらつかみとったこと;仲間の悩みをきっかけに自分と向きあって)
  • 第4章 プログラムを支える考え方(正さん・味くん・阿修羅さんの思い;変わる必要はない)

「BOOKデータベース」 より

関連文献: 1件中  1-1を表示

詳細情報

ページトップへ