「悪女」はこうして生まれた
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「悪女」はこうして生まれた
(ちくま新書, 397)
筑摩書房, 2003.3
- タイトル読み
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アクジョ ワ コウシテ ウマレタ
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注記
おもな参考文献: p221-222
内容説明・目次
内容説明
洋の東西を問わず、「悪女」の称号を与えられ、伝説を遺した女性は少なくない。「悪女」とは、いかなる女性を指すのか?男性中心の社会規律からはみ出した女性を、男たちは「悪女」と呼んで退けた。ところが時を経てみると、彼女たちはその時代をあざやかに象徴し、魅力をたたえて後世に甦る。本書は、時代を動かした、あるいは時代に翻弄された典型的な「悪女」を時系列に沿って選び、彼女たちを通してその時代と人を問う、きわめて非教科書的な歴史読み物。
目次
- 禁断の匣を開けた悪女の始祖—パンドラ
- 嫉妬と復讐の殺人鬼—呂后
- 母子相姦も辞さぬ権力欲—アグリッピナ
- 傾国の佳麗—楊貴妃
- 権謀術数の果て—藤原薬子
- 権力争いに翻弄されて—イザボー・ド・バヴィエール
- ルネッサンスに狂い咲いた黒百合—ルクレツィア・ボルジア
- 金の亡者も息子には弱い—日野富子
- 血ぬられた伯爵夫人—エリザベート・バートリ
- 毒薬に魅せられて—マリー・マルグリット・ドーブレ(ブランヴィリエ侯爵夫人)〔ほか〕
「BOOKデータベース」 より