宮本武蔵『五輪書』の哲学
著者
書誌事項
宮本武蔵『五輪書』の哲学
岩波書店, 2003.3
- タイトル別名
-
宮本武蔵五輪書の哲学
- タイトル読み
-
ミヤモト ムサシ ゴリンノショ ノ テツガク
大学図書館所蔵 件 / 全69件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
内容説明・目次
内容説明
『五輪書』は戦国時代の百年を経ての近世初頭に屹立する難読の書として知られる。しかし、今、なぜ宮本武蔵を論ずるのか。「大きなる兵法」者の戦いの場で「勝ち」を収めることが、我々の日々の「常の身」の処し方とどのように繋がるのか。新陰流の屈指の剣の使い手にして現代思想の論客たる著者は、『五輪書』のことばと表現にぴたりと寄り添い、この世界を平明に自在に読み解き、武蔵の「工夫」を現代に樹ててゆく。そして、武蔵の思想が懐に孕む、せめぎ合うアポリアの場をプラグマティズムの哲学の地平に据え、「物事の景気」「実践」「道具」などのキーワードをてこに、この「実の道を行く」哲学を先鋭に論じる。
目次
- 第1講 武蔵という人(武蔵論争;吉川英治の参戦 ほか)
- 第2講 武蔵の方法(上泉伊勢守と“流儀”;上泉伊勢守の無敵伝説 ほか)
- 第3講 武蔵の剣(二刀について;「吊り腰」の教え ほか)
- 第4講 実の道を行く(武蔵と宗矩;「独り太刀をとって」 ほか)
「BOOKデータベース」 より