書誌事項

啓蒙主義の哲学

エルンスト・カッシーラー著 ; 中野好之訳

(ちくま学芸文庫, [カ-22-1,2])

筑摩書房, 2003.4

タイトル別名

Die Philosophie der Aufklärung

タイトル読み

ケイモウ シュギ ノ テツガク

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注記

関連文献: 上: p339-340

関連文献: 下: p282-283

内容説明・目次

巻冊次

上 ISBN 9784480087713

内容説明

啓蒙主義は、すでに乗り越えられた浅薄な思想なのか。のちの思想家たちから「反省哲学」「過去の思想」という烙印を押されてきたが、はたしてそうか。18世紀啓蒙主義の「明るい鏡」を現代批判の鏡として位置づけ、自らそれとの内面的対決を果たした著者は、批判精神に満ちた鋭い洞察力で、啓蒙主義の思考形式から「美学」の誕生までの諸側面を余すところなく分析し、その統一的結びつきを解明する。哲学者カッシーラーが従来の批判を排し、啓蒙主義思想の再評価を打ち立てた古典的名著。文庫化にあたり全編改訳。上巻は啓蒙主義の思考形式、自然観と自然科学、心理学と認識論、宗教の理念を収録。

目次

  • 第1章 啓蒙主義時代の思考形式
  • 第2章 啓蒙主義哲学思想に現われた自然と自然科学
  • 第3章 心理学と認識論
  • 第4章 宗教の理念(原罪の教義と弁神論の問題;寛容の観念と「自然宗教」の成立;宗教と歴史)
巻冊次

下 ISBN 9784480087720

内容説明

啓蒙主義は、すでに乗り越えられた浅薄な思想なのか。のちの思想家たちから「反省哲学」「過去の思想」という烙印を押されてきたが、はたしてそうか。18世紀啓蒙主義の「明るい鏡」を現代批判の鏡として位置づけ、自らそれとの内面的対決を果たした著者は、批判精神に満ちた鋭い洞察力で、啓蒙主義の思考形式から「美学」の誕生までの諸側面を余すところなく分析し、その統一的結びつきを解明する。哲学者カッシーラーが従来の批判を排し、啓蒙主義思想の再評価を打ち立てた古典的名著。文庫化にあたり全編改訳。下巻は啓蒙主義の歴史観、国家観・社会観、美学の確立などを収録。

目次

  • 第5章 歴史的世界の征服
  • 第6章 法、国家および社会(法の理念と不可譲な基本権の原理;社会契約の思想と社会科学の方法)
  • 第7章 美学の基本問題(「批判の時代」;古典主義美学と美の客観性の問題;趣味の問題と主観主義への傾斜;直観の美学と天才の問題;悟性と想像力—ゴットシェートとスイス人批判家たち;体系的美学の確立—バウムガルテン)

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BA61706119
  • ISBN
    • 4480087710
    • 4480087729
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 原本言語コード
    ger
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    2冊
  • 大きさ
    15cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
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