マルテ・ラウリス・ブリッゲの手記
著者
書誌事項
マルテ・ラウリス・ブリッゲの手記
未知谷, 2003.4
- タイトル別名
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Die Aufzeichnungen des Malte Laurids Brigge
- タイトル読み
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マルテ ラウリス ブリッゲ ノ シュキ
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内容説明・目次
内容説明
デンマークからパリにやって来た青年貴族マルテ・ラウリス・ブリッゲに、灰色の街パリは重くのしかかる。混乱する事物、己れの無力への絶望、孤独、生の不安、焦燥、死の影。ブリッゲは、単に“見る”ことから、注意深く“視る”ことを探る。生の可能性を求め、都市、空間、時間、過去、回想、故郷、幼年期、想像力、神、崇高、美、愛…様々な事象への考察を重ねる。現代の孤独な魂の遍歴を記して、精緻な詩的散文の至宝と評される本書は、いま71の洞察に解析され、最新のリルケ/ブリッゲ研究を踏まえた新訳と相俟って、現代の孤独と共振する。詳細な註解を付し、71の洞察の意味を問い直されて、“現代の不安の書”とされた手記は、洞察ののち、マルテ L.ブリッゲが辿り着いた“存在の場”を開示して、ロマンの極北となる。
目次
- マルテ・ラウリス・ブリッゲの手記
- 遺稿(一九〇四年/一九〇九年)より(導入部の草案(一九〇四年);トルストイに関する草稿(一九〇九年))
「BOOKデータベース」 より