古代エジプト文化の形成と拡散 : ナイル世界と東地中海世界

書誌事項

古代エジプト文化の形成と拡散 : ナイル世界と東地中海世界

大城道則著

(Minerva西洋史ライブラリー, 57)

ミネルヴァ書房, 2003.5

タイトル読み

コダイ エジプト ブンカ ノ ケイセイ ト カクサン : ナイル セカイ ト ヒガシチチュウカイ セカイ

注記

博士論文 (関西大学 2001年提出) に加筆・訂正を加えたもの

参考文献一覧: 巻末p53-76

内容説明・目次

内容説明

本書により、古代エジプト文明は、隣接する地域であるナイル川上流のヌビアの文化や、遠方であっても非常に強力な文化であるメソポタミアやギリシア・ローマの文化の影響によって、少なくとも表面的には社会構造の崩壊が繰り返されたにもかかわらず、たとえばファラオの観念、来世観、美術様式などの文化の基本構造を根底に残しつつ継続していくというその特質が解明される。

目次

  • 「長期持続の歴史」としての古代エジプト—古代エジプト史への社会変成過程観察モデルの導入
  • 第1部 古代エジプト文化の形成期(古代エジプト文化の形成期—ラピスラズリを資料とした文化接触からのアプローチ;コスモポリタン文化としての古代エジプト先王朝時代—ヒエラコンポリス第一〇〇号墓の彩色壁画からの一考察 ほか)
  • 第2部 古代エジプト文化の継続期(古代エジプトにおけるラピスラズリ—その現実的価値と象徴的意義;オソルコン3世のプロフィール—オソルコン3世=プリンス・オソルコン説の再考 ほか)
  • 第3部 古代エジプト文化の拡散期(パルミラにおける古代エジプト文化の影響—ベス神のアミュレットからの一考察;カンパニアにおける古代エジプト文化の影響—チェラミカ・インヴェトリアータからの一側面 ほか)
  • 古代エジプト文化—三〇〇〇年の継続

「BOOKデータベース」 より

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