書誌事項

江戸巷談藤岡屋ばなし

鈴木棠三著

(ちくま学芸文庫)

筑摩書房, 2003.5-

  • [正]
  • 続集

タイトル別名

江戸巷談藤岡屋ばなし

藤岡屋ばなし : 江戸巷談

タイトル読み

エド コウダン フジオカヤ バナシ

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内容説明・目次

巻冊次

[正] ISBN 9784480087751

内容説明

時は幕末、外神田のお成道に、筵いっぱいに古本を並べて商う一人の老爺があった。この男、“御記録本屋”藤岡屋由蔵、日がな一日、素麺箱を机に黄半紙に禿筆でなにごとかを書き付け、吹きつける砂塵のなかで悠然として筆を休めることがない。—この集積が『藤岡屋日記』である。小説をはじめさまざまな著作の種本ともなった珍談・奇談の宝庫であり、世相・風俗・政治情報の貴重な記録だが、あまりに浩澣すぎて、また雑多すぎて、敷居が高い。そこで一般の読者のために、おもしろい話を選んで編んだのが本書。世相の鏡、小説より奇な『藤岡屋日記』の世界へようこそ。

目次

  • 稲荷信仰興廃の事
  • 太郎稲荷の事
  • 狂言神楽の事
  • 律儀者、泥棒となる事
  • め組の喧嘩評判の事
  • 鬼坊主清吉の事
  • 女天一坊一件
  • 永代橋崩壊の落書
  • 火元争い
  • けし坊主、母親となる事〔ほか〕
巻冊次

続集 ISBN 9784480087768

内容説明

時は幕末、外神田のお成道に、筵いっぱいに古本を並べて商う一人の老爺があった。この男、“お記録本屋”藤岡屋由蔵、日がな一日、素麺箱を机に黄半紙に禿筆でなにごとかを書き付け、吹きつける砂塵のなかで悠然として筆を休めることがない。—この集積が『藤岡屋日記』である。小説をはじめさまざまな著作の種本ともなった珍談・奇談の宝庫であり、世相・風俗・政治情報の貴重な記録だが、浩瀚すぎて、また雑多すぎて、敷居が高い。そこで、おもしろい話を選りすぐったのがこの『江戸巷談藤岡屋ばなし』、続集は天保の浮世噺を中心に編集。世相の鏡、小説より奇な『藤岡屋日記』の世界へようこそ。

目次

  • 今様流行御物語
  • 窮余の策大坂加番志願
  • 八丈島の流人大名
  • 金に溺れて
  • あたら若木の花を
  • 触らぬ神のたとえ
  • 頂く物を頂けばドロン
  • 強悪飯屋の死
  • 盗人の七つ道具
  • 古金三千両〔ほか〕

「BOOKデータベース」 より

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