書誌事項

心の仕組み : 人間関係にどう関わるか

スティーブン・ピンカー著 ; 椋田直子訳

(NHKブックス, 970-972)

日本放送出版協会, 2003.6-2003.7

タイトル別名

How the mind works

タイトル読み

ココロ ノ シクミ : ニンゲン カンケイ ニ ドウ カカワルカ

注記

中巻の訳者: 椋田直子, 山下篤子

下巻の訳者: 山下篤子

内容説明・目次
巻冊次

上 ISBN 9784140019702

内容説明

前著『言語を生みだす本能』で名高い認知科学界のポップスターが、心の仕組みの複雑な秘密に迫る。心とは、一つではなく複数の演算器官からなる系である。その系は、人類が狩猟採集生活のなかで直面したさまざまな課題を解決する過程で、自然淘汰によって設計されてきた—この心の計算理論と進化心理学の大枠を明快に、ウィットに富む語り口で明かす。全米で抜群の評価を得たベストセラー待望の邦訳。

目次

  • 第1章 心の構造—情報処理と自然淘汰(ロボットをつくるための課題;精神活動を逆行分析する;進化心理学の登場)
  • 第2章 思考機械—心を実感するために(宇宙のどこかに知的生命体はいないのか;自然演算;反論に答える ほか)
  • 第3章 脳の進化—われら石器時代人(賢くなる;生命の設計者;盲目のプログラマー ほか)
巻冊次

中 ISBN 9784140019719

内容説明

視角は、二次元の網膜映像をどのようにして心的記述に転じているのか。心的イメージは概念の代わりになりうるのか。カテゴリーとは恣意的な慣習にすぎないのか。情動と知性は別々に働くのか。人間は生得的な認識方法をもち、情動は遺伝子の複製を増やすためにデザインされたもので、道徳的価値観を促進するためではない。その視座から、世界的認知科学者が、視覚や推論、情動という心の中心的機能を明快に解く。

目次

  • 第4章 心の目—網膜映像を心的記述に転じる(ディープ・アイ;光、影、形;2・1/2次元で見る ほか)
  • 第5章 推論—人は世界をどのように理解するか(生態学的知能;カテゴリー化;生得的な認識方法 ほか)
  • 第6章 情動—遺伝子の複製を増やすために(普遍的な情熱;感じる機械;郊外住宅地というサバンナ ほか)
巻冊次

下 ISBN 9784140019726

内容説明

なぜ女より男のほうが複数のパートナーを求める欲求が大きいのか。なぜオスが競い、メスが選ぶのか。遺伝子を繁殖させるための子に対する投資に違いがある、という考えがその謎を解く。男女や夫婦、親子、友人、ライバルなど人間関係における競争と協力の生得的動機を、血縁淘汰や親の投資、互恵的利他行動など進化心理学から見事に説明する。さらに芸術や哲学、宗教など人間らしい欲求の心理について進化的に考える。

目次

  • 第7章 家族の価値—人間関係の生得的動機(親類縁者;親と子;兄弟と姉妹;男と女;夫と妻 ほか)
  • 第8章 人生の意味—非適応的な副産物(芸術とエンタテインメント;なにがそんなにおかしいのか?;思いもよらないことを追求する探求心)

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報
  • NII書誌ID(NCID)
    BA62524784
  • ISBN
    • 4140019700
    • 4140019719
    • 4140019727
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 原本言語コード
    eng
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    3冊
  • 大きさ
    19cm
  • 分類
  • 件名
  • 親書誌ID
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