近世人の研究 : 江戸時代の日記に見る人間像
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近世人の研究 : 江戸時代の日記に見る人間像
(歴史学叢書)
名著刊行会, 2003.6
- タイトル読み
-
キンセイジン ノ ケンキュウ : エド ジダイ ノ ニッキ ニ ミル ニンゲンゾウ
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内容説明・目次
内容説明
著者は1966年の卒業論文以来、近世民衆運動史の研究をはじめ、百姓一揆の頭取を中心とした個人史研究、江戸時代固有の正当観念や合意とその破綻などの問題を追求し、さらに『士農工商の世』『江戸時代』などの通史叙述にも取り組んで来た。本書は「近世人」を論じた最初の著作で、単なる伝記・人物史とは異なる、諸個人の身分・性差・世代・貧富を超え、近世を生き共通の経験をもつ時代人として刻印された人格的特徴を究明する。いずれも17世紀に長期間の日記、あるいは記録を書き残した大名池田光政、町人榎本弥左衛門、百姓壷井五兵衛、郷士山本平左衛門、藩士朝日文左衛門の五人が取り上げられる。
目次
- 序章 時代と人間
- 第1章 池田光政(大名・一六一四〜一六八二)
- 第2章 榎本弥左衛門(町人・一六二五〜一六八六)
- 第3章 壷井五兵衛(河内屋可正、百姓・一六三六〜一七一三)
- 第4章 山本平左衛門(郷士・一六四一〜一七二〇)
- 第5章 朝日文左衛門(藩士・一六七四〜一七一八)
- 終章 近世人の人格
「BOOKデータベース」 より