シャルラタン : 歴史と諧謔の仕掛人たち

書誌事項

シャルラタン : 歴史と諧謔の仕掛人たち

蔵持不三也著

新評論, 2003.7

タイトル別名

Charlatans : histoire satirique et charlatans dans la société française

タイトル読み

シャルラタン : レキシ ト カイギャク ノ シカケニン タチ

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注記

引用文献一覧: p436-453

内容説明・目次

内容説明

シャルラタンとはいささか耳慣れない言葉だが、これは近代フランスにおいて、しばしばコメディア・デラルテ(イタリアの仮面喜劇)を出自とする客寄せ芸人たちを引きつれ、どこからともなく定住社会に闖入し、祝祭や大市などを格好の舞台として、巧みな口上よろしく生半可な医術を営み、怪しげな薬を売りつけては、いずかたともなく去っていった周縁者たちの謂である。正統者の虚実を嗤う異形精神の源流。ヨーロッパ近代前夜の侵犯した異能の周縁者たちの生態を通じ、現代にも生き残るシャルラタン的商業主義を喝破し、歴史・社会・文化の諧謔に満ちた装置を読み解く、世界初の“シャルラタン文化史”。

目次

  • 第1章 シャルラタンとは何か
  • 第2章 シャルラタン列伝
  • 第3章 シャルラタン芸人たち
  • 第4章 南仏のシャルラタンたち
  • 第5章 大市のシャルラタン
  • 第6章 正統の条件
  • 第7章 シャルラタンの変容
  • 第8章 ゲリスール
  • 第9章 シャルラタン=ゲリスール現象

「BOOKデータベース」 より

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