歴史学と史料研究
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書誌事項
歴史学と史料研究
山川出版社, 2003.7
- タイトル読み
-
レキシガク ト シリョウ ケンキュウ
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注記
内容: まえがき(石上英一), 序章: 「ヒストリオグラフィ」と史料処理, I部: 諸外国における史料の研究と編纂(1章「ヨーロッパ中世史研究におけるモヌメンタ・ゲルマニアエ・ヒストリカの役割」-6章「ローマ・イエズス会歴史研究所における史料編纂活動」), II部: 資料編纂所と日本近代の史学史(1章「資料編纂所の歴史とその課題」-5章「近代日本史のなかで「中世」と「封建」の意味するもの」), あとがき(近藤成一), 執筆者・訳者一覧
東京大学史料編纂所史料集発刊百週年記念国際シンポジウム「歴史学と史料研究」(2002年1月25日・26日,於東京大学山上会館)をもとにしたもの
収録内容
- 「ヒストリオグラフィ」と史料処理 / 近藤成一 [執筆]
- ヨーロッパ中世史研究におけるモヌメンタ・ゲルマニアエ・ヒストリカの役割 : 過去と現在 / ペーター・モーラフ [執筆] ; 田口正樹訳注
- フランスにおける中世史史料 : その利用、普及、保存 / オリヴィエ・キヨジャナン [執筆] ; 渡辺節夫訳注
- フランス中世史史料と歴史研究をめぐる諸問題 : 証書史料の類型化を中心として / 渡辺節夫 [執筆]
- 国史編纂委員会の史料調査・編纂事業 / 李成茂 [執筆] ; 吉田光男訳
- 英国系カナダ史(一八六七~二〇〇二)とその史料研究 : 東京大学史料編纂所との対比 / ジョン・S・ブラウンリー [執筆] ; 二至村菁訳
- ローマ・イエズス会歴史研究所における史料編纂活動 : その過去、現在、そして未来 / アントニ・ウセレル [執筆]
- 史料編纂所の歴史とその課題 / 宮地正人 [執筆]
- 明治史学におけるドイツの影響 : どれ程意義ある影響だったのか? / マーガレット・メール [執筆] ; 近藤成一訳
- 東京とベルリンにおけるルートヴィヒ・リース / 西川洋一 [執筆]
- 国史の誕生と『大日本編年史』編纂の中止 / 小路田泰直 [執筆]
- 近代日本史のなかで「中世」と「封建」の意味するもの : 福沢諭吉から石母田正まで / デトレフ・タランチェフスキ [執筆]
内容説明・目次
内容説明
東京大学史料編纂所は、古代から明治維新に至る国内外に残る各種史料を蒐集し、それらの史料の研究を通じて、日本史研究の基礎となる史料集を編纂、出版してきた。一九〇一年に『大日本史料』『大日本古文書』の出版を開始してから二〇〇一年に百周年を迎えたのを記念して、三つの記念事業を行った。すなわち特別展「時を超えて語るもの」の東京国立博物館との共催、『東京大学史料編纂所史史料集』の編纂刊行、そして国際シンポジウム「歴史学と史料研究」の開催である。本書はそのシンポジウムをもとに編集したものである。
目次
- 「ヒストリオグラフィ」と史料処理
- 1部 諸外国における史料の研究と編纂(ヨーロッパ中世史研究におけるモヌメンタ・ゲルマニアエ・ヒストリカの役割—過去と現在;フランスにおける中世史史料—その利用、普及、保存;フランス中世史史料と歴史研究をめぐる諸問題—証書史料の類型化を中心として;国史編纂委員会の史料調査・編纂事業;英国系カナダ史(一八六七〜二〇〇二)とその史料研究—東京大学史料編纂所との対比;ローマ・イエズス会歴史研究所における史料編纂活動—その過去、現在、そして未来)
- 2部 史料編纂所と近代日本の史学史(史料編纂所の歴史とその課題;明治史学におけるドイツの影響—どれ程意義ある影響だったのか?;東京とベルリンにおけるルートヴィヒ・リース;国史の誕生と『大日本編年史』編纂の中止;近代日本史のなかで「中世」と「封建」の意味するもの—福沢諭吉から石母田正まで)
「BOOKデータベース」 より