月と日本建築 : 桂離宮から月を観る
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月と日本建築 : 桂離宮から月を観る
(光文社新書, 110)
光文社, 2003.8
- タイトル読み
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ツキ ト ニホン ケンチク : カツラ リキュウ カラ ツキ オ ミル
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注記
参考文献: p227-230
内容説明・目次
内容説明
古来、観月と日本建築は深く結びついていた—。なかでも、八条宮智仁親王によって創建され、「日本の美のシンボル」と称される桂離宮、斜陽の将軍・足利義政が晩年の情熱のすべてを傾けた銀閣寺、豊臣秀吉が「不死身」を祈って造った伏見城を語る上で、月の存在を無視することはできない。日本文化に重要な痕跡を残した彼らは、どんな月を眺めていたのだろうか。敗者のシンボルか?滅びの美か?月に翻弄された数奇なドラマがここにある。
目次
- 第1章 桂離宮—月を仕掛けた建築(桂の地と月;さまざまな観月への配慮 ほか)
- 第2章 観月と日本建築(義満・義政と世阿弥;幽玄美のルーツ・西行の月 ほか)
- 第3章 勝者と敗者のシンボル(桂離宮と東照宮;勝者の象徴と敗者の象徴 ほか)
- 第4章 伏見城—豊臣秀吉の死の不安(たび重なる身内の死と朝鮮出兵;月と狂気 ほか)
- 第5章 銀閣寺—足利義政の孤独、月への逃避(銀閣寺の紅葉が美しい理由;月への逃避 ほか)
「BOOKデータベース」 より