書誌事項

戦時下日本のドイツ人たち

上田浩二, 荒井訓著

(集英社新書, 0203D)

集英社, 2003.8

タイトル読み

センジカ ニホン ノ ドイツジン タチ

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内容説明・目次

内容説明

「非国民」「鬼畜米英」に代表される排除と憎悪の戦時下日本で、「ことなった体験」をした人たちがいる。偶然にも当時の日本に暮らすことになったドイツ人たちだ。貿易商、教師、留学生や兵士として、遠い日本で体験した彼らの日常生活は、ほとんど記録に残っていない。どのように暮らしていたのだろう。日本の戦争、戦時下の生活をどう見ていたのだろう。大物スパイ・ゾルゲの素顔やヒトラー・ユーゲントの来日で沸く軽井沢など、意外なエピソードを豊富に紹介しながら、戦争という歴史的大事件とは切り離せない大小の日常的事件を、24人のドイツ人が、おおらかに、そして真摯に語る。本書は、「記憶の風化」という時間との戦いのなかで集めた、歴史的に貴重な極限状況の証言集である。

目次

  • 第1章 日本に暮らしたドイツ人—その素顔(どれくらいドイツ人がいたのか;日本で何をしていたのか;華々しき貿易商たち ほか)
  • 第2章 戦時下の暮らし(ドイツ人社会;「食」;「衣」と「住」 ほか)
  • 第3章 歴史を体験する(日中戦争(一九三七〜四一年);ドイツの戦争;日本でのナチスの活動 ほか)

「BOOKデータベース」 より

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