ブランシュ先生の精神病院 : 埋もれていた19世紀の「狂気」の逸話
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ブランシュ先生の精神病院 : 埋もれていた19世紀の「狂気」の逸話
原書房, 2003.9
- タイトル別名
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La maison du docteur Blanche
ブランシュ先生の精神病院 : 埋もれていた19世紀の狂気の逸話
- タイトル読み
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ブランシュ センセイ ノ セイシン ビョウイン : ウモレテ イタ 19セイキ ノ キョウキ ノ イツワ
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内容説明・目次
内容説明
1821年、エスプリ・ブランシュ博士は全く新しいタイプの精神病院を設立した。それは病院とペンションが一つになったような施設で、患者たちは医師の家族と共に生活し、広い庭を散歩したりした。この類いまれなる病院は、パリの社交界で評判を呼び、精神を病んだ多くの著名人、とりわけネルヴァル、グノー、マリー・ダ・グーなど、芸術家の隠れ家となった。ゴッホの弟テオも、大作家モーパッサンと共に、エミール・ブランシュの最後の患者として名を列ねている。ブランシュ父子は会話を重視した「精神療法」を用いて、憂鬱と遺伝子欠陥という宿命を負った時代の狂気に応えようと努めた。失われたとされていた患者記録簿や関係者たちの手紙など、厖大な資料をもとにこの病院の歴史を辿り、その日常を細やかな筆致で再現した意欲作。
目次
- 第1部 エスプリ・ブランシュ、ロマン主義の世代と「道徳的治療」(家族の精神;「まるで魔法のようだった」;「頭を照らすランプ」 ほか)
- 第2部 エミール・ブランシュ、第二帝政の枕元で(慰められぬ者;なによりも音楽;精神病院の世界 ほか)
- 第3部 エミール・ブランシュ、芸術と法律(オートゥイユとパッシーの賢者;殺人者の親指;印象派の夏 ほか)
「BOOKデータベース」 より