武揚伝
著者
書誌事項
武揚伝
(中公文庫, [さ-45-4],
中央公論新社, 2003
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- タイトル別名
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武揚伝
- タイトル読み
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ブヨウ デン
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内容説明・目次
- 巻冊次
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1 ISBN 9784122042544
内容説明
天変地異、異国船の跳梁、世情を襲う攘夷の嵐。幕府天文方榎本家に生を受けた釜次郎(武揚)の目に映る日本は大革命の予兆におののき喘いでいた。幕吏子弟として学ぶ儒学に違和感を覚えた釜次郎は、間近で仰ぎ見た蒸気船=黒船に圧倒され決意する。創設された海軍伝習所で洋学を修めるのだ。新田賞受賞作。
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2 ISBN 9784122042742
内容説明
ついにオランダ留学を果たし、西洋の科学と技術修得に励む武揚に教授が助言した—法学わけても国際法が貴方の武器になる。慧眼だった。幕末日本に必要なのは、法治の合理精神と国際感覚だったのだ。知識を貪る雌伏の五年を経て時は満ちた。幕府が建艦した新鋭艦に乗り組み、動乱の祖国を目指す。海軍旗艦開陽丸が砲門を開く瞬間が迫っていた。
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3 ISBN 9784122042858
内容説明
戦わずして旗を降ろすのか!江戸開城・徳川移封。薩長と幕閣が謀る無惨な幕引きを甘受できなかった。ならば、武揚は決断する。志を同じくする仲間とともに蝦夷を開墾し、共和の新国家を建設するのだ。留学の知識を生かせば、幕府海軍にはそれができる。ついに幕府艦隊は抜錨し、北に針路をとった。
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4 ISBN 9784122043008
内容説明
奥羽越列藩同盟は互解した。榎本艦隊はさらに北に針路を取る。箱館五稜郭に拠って蝦夷の大地に自治州を建てるのだ。入れ札で総裁となった武揚は、列強との外交樹立を模索。榎本政権は独立国に準ずる「交戦団体」の地位を手に入れる。しかし、着々と手を打つ武揚・蝦夷共和国を京都政権が看過するはずもなかった。決戦の時は刻一刻と迫っていた。
「BOOKデータベース」 より