書誌事項

日本中世の政治と社会

中野栄夫編

吉川弘文館, 2003.10

タイトル読み

ニホン チュウセイ ノ セイジ ト シャカイ

注記

内容: はしがき(中野栄夫), I: 国家と政治(「保元元年新制と荘園整理」-「長禄期の「当知行」・「不知行」」), II: 地域と社会(「海賊とは何か」-「大和田重清と文禄の社会」), III: 日本と周辺地域(「寛平・延喜年間の日渤外交」-「琉球・中国の公的関係の始まり」), IV: 古文書学と史料論(「「大介」について」-「赤松政則の花押について」), あとがき(仁平義孝), 執筆者紹介

中野栄夫の還暦を記念して編集された論集

収録内容
  • 保元元年新制と荘園整理 / 鈴木敏弘 [執筆]
  • 頼宗公孫一条家の消長 : 中世前期における一公卿家の繁栄と衰退 / 塩原浩 [執筆]
  • 鎌倉幕府派遣の対朝廷使者と朝幕交渉 / 溝川晃司 [執筆]
  • 鎌倉幕府における諸大夫について / 遠山久也 [執筆]
  • 長禄期の「当知行」・「不知行」 / 太田順三 [執筆]
  • 海賊とは何か : 中世の瀬戸内海を中心に / 山内譲 [執筆]
  • 中世後期の山伏と東寺 : 東寺・新熊野神社・備前児島五流をめぐって / 三宅克広 [執筆]
  • 東国における「公方-管領体制」の止揚時期再考 : 房総里見氏の政治思想からみる / 和氣俊行 [執筆]
  • 大和田重清と文禄の社会 : 「大和田重清日記」を読む / 阿部猛 [執筆]
  • 寛平・延喜年間の日渤外交 / 浜田久美子 [執筆]
  • 延久蝦夷合戦をめぐる覚書 / 小口雅史 [執筆]
  • 琉球・中国の公的関係の始まり : 一三七二~一四三〇年(南北朝、室町時代)を中心に / 孫薇 [執筆]
  • 「大介」について / 千葉哲司 [執筆]
  • 鎌倉幕府発給文書にみえる年号裏書について / 仁平義孝 [執筆]
  • 袖判の軍勢催促状 / 漆原徹 [執筆]
  • 赤松政則の花押について / 中野栄夫 [執筆]
内容説明・目次

内容説明

院政期から戦国時代の政治社会史を多彩な視点から論究した最新成果一六編を収録。「国家と政治」「地域と社会」「日本と周辺地域」「古文書学と史料論」をテーマに、蝦夷や琉球をも視野に入れ、中世社会を捉え直す。

目次

  • 1 国家と政治(保元元年新制と荘園整理;頼宗公孫一条家の消長—中世前期における一公卿家の繁栄と衰退 ほか)
  • 2 地域と社会(海賊とは何か—中世の瀬戸内海を中心に;中世後期の山伏と東寺—東寺・新熊野神社・備前児島五流をめぐって ほか)
  • 3 日本と周辺地域(寛平・延喜年間の日渤外交;延久蝦夷合戦をめぐる覚書 ほか)
  • 4 古文書学と史料論(「大介」について;鎌倉幕府発給文書にみえる年号裏書について ほか)

「BOOKデータベース」 より

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