異端の数ゼロ : 数学・物理学が恐れるもっとも危険な概念
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異端の数ゼロ : 数学・物理学が恐れるもっとも危険な概念
早川書房, 2003.10
- タイトル別名
-
Zero : the biography of a dangerous idea
異端の数ゼロ : 数学物理学が恐れるもっとも危険な概念
- タイトル読み
-
イタン ノ カズ ゼロ : スウガク ブツリガク ガ オソレル モットモ キケンナ ガイネン
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注記
原著 (c2000) の全訳
内容説明・目次
内容説明
本書は、史上もっとも危険な概念—ゼロの“伝記”である。バビロニアに生まれたゼロは、そのなかに潜む“無”と“無限”ゆえ、人類の知的営為を揺るがしてきた。ゼロは、古代ギリシアの諸賢によって禁じられ、キリスト教世界では異端視された。パスカル、デカルト、ニュートンらの業績の裏には常にゼロの問題が潜んでいたが、その脅威は、科学が進歩を遂げた現代でも変わりはない。ゼロを追放しなければ、一般相対性理論の無限大問題は解決できないように。歴史を通じて排除の対象でありつづけたが、消えることはなかったゼロ。有用でありながら、多くの矛盾や論理の崩壊をもたらすこの概念の全貌を、まったく新しい切り口で描くポピュラー・サイエンス。
目次
- 第0章 ゼロと無
- 第1章 無理な話—ゼロの起源
- 第2章 無からは何も生まれない—西洋はゼロを拒絶する
- 第3章 ゼロ、東に向かう
- 第4章 無限なる、無の神—ゼロの神学
- 第5章 無限のゼロと無信仰の数学者—ゼロと科学革命
- 第6章 無限の双子—ゼロの無限の本性
- 第7章 絶対的なゼロ—ゼロの物理学
- 第8章 グラウンド・ゼロのゼロ時—空間と時間の端にあるゼロ
- 第∞章 ゼロの最終的勝利
「BOOKデータベース」 より