書誌事項

強奪されたロシア経済

マーシャル・I.ゴールドマン著 ; 鈴木博信訳

日本放送出版協会, 2003.10

タイトル別名

The piratization of Russia : Russian reform goes awry

タイトル読み

ゴウダツ サレタ ロシア ケイザイ

内容説明・目次

内容説明

ソ連崩壊から12年。いまやロシアを支配しているのは、オリガルヒ=新興財閥とよばれるひとにぎりの人間である。かれらは、性急な市場経済への転換に乗じて、国家財産、メディア、世界最大級の天然資源を独占し、巨万の富を築いた。一方、GDPは40〜50%も落ちこみ、庶民は貧困にあえいでいる。まさにロシアの私有化は一部の人間による強奪化だった—。ロシアに精通した著者が、膨大な資料とインタビューを通しその内実を浮きぼりにする。

目次

  • 第1章 ロシアの「盗賊」銀行家たち—荒々しき東方
  • 第2章 舞台となったのは—ポスト共産主義時代のロシア経済
  • 第3章 帝政時代の遺産—引きつぎたくない不快なルーツ
  • 第4章 壊れたら、修理せよ—スターリンとゴルバチョフの遺産
  • 第5章 私有化—意図はともかく助言もタイミングもまちがい
  • 第6章 ノーメンクラトゥーラ型オリガルヒ
  • 第7章 成り上がり型オリガルヒ
  • 第8章 FIMACO、ロシア中央銀行、トップのマネー洗浄
  • 第9章 腐敗、犯罪、ロシアのマフィア
  • 第10章 よりよい方法がなかったとはいわせない
  • 第11章 信用させてころりとだます—どんなに高いものにつくことか

「BOOKデータベース」 より

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