メアリー・アニングの冒険 : 恐竜学をひらいた女化石屋
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書誌事項
メアリー・アニングの冒険 : 恐竜学をひらいた女化石屋
(朝日選書, 739)
朝日新聞社, 2003.11
- タイトル読み
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メアリー アニング ノ ボウケン : キョウリュウガク オ ヒライタ オンナ カセキヤ
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注記
メアリー・アニング略年譜: p326-327
引用文献: 巻末pi-v
内容説明・目次
内容説明
「天地創造」が生命の起源だとされていた時代を抜け、博物学から出発した地質学、古生物学が誕生した19世紀のイギリス・ヴィクトリア朝—紳士階級は競って古生物化石を求め、生命の歴史を語る大発見はないものかと、目を凝らしていた。そんなころ、イギリス南部の景勝地ライムで、貧しい少女メアリー・アニングが紳士たちを驚嘆させる「クロコダイル」の化石を掘り当てた。これこそ、生命界のミッシングリンク—皆こぞってメアリーが掘り出す化石に注目した。メアリーは独学で古生物や解剖学の最先端の知識を仕入れ、危険な崖から命がけで掘りあてた化石を学者、貴族や大英博物館、海外の博物館に売り込み、買い手たちと堂々と渡り合うほどに成長した。現地ライムを訪ねてメアリーの足取りをたどり、英国自然史博物館、オクスフォード大学自然史博物館の収蔵庫から、本人の数少ない手紙や科学者たちが残したさまざまな資料を探しだし、その短く数奇な生涯を浮き彫りにした世界初の伝記。
目次
- 序章 奇妙な肖像画
- 第1章 ライムの少女—一七九九‐一八一二年
- 第2章 メアリーの大発掘時代—一八二〇年代
- 第3章 フォッシル・ウーマン—一八三〇年代
- 第4章 博物学の黄昏—一八四〇‐四七年
- 終章 封印された絶筆
「BOOKデータベース」 より