越境する造形 : 近代の美術とデザインの十字路
著者
書誌事項
越境する造形 : 近代の美術とデザインの十字路
晃洋書房, 2003.11
- タイトル別名
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Transcending art : modern art and design at the crossroads
- タイトル読み
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エッキョウ スル ゾウケイ : キンダイ ノ ビジュツ ト デザイン ノ ジュウジロ
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注記
その他の執筆者: 大森達次, 小川知子, 廣田治子, 天野知香, 伊集院敬行, 清水佐保子, 濱野節朗, 圀府寺司, 谷本尚子, 尾崎信一郎, 平芳幸浩, 市川靖史
主要参考文献: p235-243
内容説明・目次
内容説明
モダン・アートとモダン・デザインは、時代も地域もオーヴァーラップし、しばしば運動としても一体であった場合があるにもかかわらず、デザインについては語るが美術については語らない、逆に美術について関心があるがデザインは理解できない、といった研究者像が形成されてきた。これは、専門や関心の違いといった表面的説明では、理解しきれない深いイデオロギー上の問題を孕んでいる。本書全体が提起しているのは、この問題である…。美術とデザインを隔ててきたモダニズムの視点を乗り越え、両者のダイナミズムを豊かに描き出す。
目次
- ルノワールの装飾画「タンホイザー」をめぐって
- セザンヌとモダン・デザイン
- ロートレック—絵画とポスター
- ゴーギャン—その絵画と陶芸、彫刻
- アンリ・マチス—デザインと「芸術」
- ル・コルビュジエ—機械としての芸術
- カンディンスキーとバウハウス—「画家」の立場から
- G.クリムトとウィーン様式
- モンドリアン—新しい世界の幻視者
- シュプレマティズムとデザイン
- 反デザインとしてのミニマル・アート—ドナルド・ジャッドを中心に
- ポップ・アートと広告—アンディ・ウォーホルを中心に
- シンディ・シャーマン—変容する自己イメージ
「BOOKデータベース」 より