歴史としてのヨーロッパ・アイデンティティ
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歴史としてのヨーロッパ・アイデンティティ
山川出版社, 2003.11
- タイトル読み
-
レキシ トシテノ ヨーロッパ アイデンティティ
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注記
「西洋史読書会」大会70周年記念シンポジウム「歴史としてのヨーロッパ・アイデンティティ : 新しいヨーロッパ史像を求めて」(京都大学, 2002年11月3日)をベースにしたもの
内容: 序論: 歴史としてのヨーロッパ・アイデンティティ 記憶の歴史学から, 第一部: 前近代世界と「ヨーロッパの記憶」(1: 古代史からのまなざし(「古代ギリシアとヨーロッパ・アイデンティティ」-「ビザンツ帝国と「ヨーロッパ・アイデンティティ」」), 2: 中・近世史のディスクール(「精神史としての起源史」-「オスマン朝と近世ヨーロッパ像」)), 第二部: 近・現代世界と「ヨーロッパの記憶」(1: EUのマトリクス?(「よみがえるヤギェウォ朝の記憶」-「ナポレオンとヨーロッパ意識」), 2: 鏡としてのヨーロッパ(「「イギリス」を創り直す」-「「ヨーロッパ」と「イスラーム世界」?」)), あとがき(谷川稔), 執筆者紹介
収録内容
- 歴史としてのヨーロッパ・アイデンティティ : 記憶の歴史学から : 序論 / 谷川稔 [執筆]
- 古代ギリシアとヨーロッパ・アイデンティティ : ヨーロッパの源流としてのギリシア像再考 / 庄子大亮 [執筆]
- 古代ローマ帝国と近・現代ヨーロッパの自己理解 / 南川高志 [執筆]
- ビザンツ帝国と「ヨーロッパ・アイデンティティ」 / 井上浩一 [執筆]
- 精神史としての起源史 : ブルターニュにとってのブリタニアとケルト / 原聖 [執筆]
- 西欧の民族史観とヨーロッパ・アイデンティティ / 江川温 [執筆]
- 地域と国家 : 非「国民国家」型統合 / 服部良久 [執筆]
- オスマン朝と近世ヨーロッパ像 / 新谷英治 [執筆]
- よみがえるヤギェウォ朝の記憶 : ヨーロッパ統合と東中欧史の構築 / 小山哲 [執筆]
- EUの拡大と「中欧」意識のゆらぎ : ヨーロッパと国益のはざまで / 羽場久浘子 [執筆]
- オーストリアとヨーロッパ・アイデンティティ / 大津留厚 [執筆]
- ナポレオンとヨーロッパ意識 / 杉本淑彦 [執筆]
- 「イギリス」を創り直す : ブリテン、帝国、ヨーロッパ / 井野瀬久美惠 [執筆]
- ロシアからみたヨーロッパ / 藤本和貴夫 [執筆]
- アメリカの自己像 : 歴史的記憶としてのヨーロッパ / 松本悠子 [執筆]
- 「ヨーロッパ」と「イスラーム世界」? : 二項対立的世界史叙述の克服にむけて / 羽田正 [執筆]
内容説明・目次
内容説明
古代から現代まで時空を超えて漂流する境界域の記憶を手がかりにヨーロッパの自己認識を検証する。西洋史研究のレゾン・デートルを問う。
目次
- 序論 歴史としてのヨーロッパ・アイデンティティ—記憶の歴史学から
- 第1部 前近代世界と「ヨーロッパの記憶」(古代史からのまなざし;中・近世史のディスクール)
- 第2部 近・現代世界と「ヨーロッパの記憶」(EUのマトリクス?;鏡としてのヨーロッパ)
「BOOKデータベース」 より