赤い月
著者
書誌事項
赤い月
(新潮文庫, な-47-6,
新潮社, 2003.12
- 上巻
- 下巻
- タイトル読み
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アカイ ツキ
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注記
底本は2001年5月新潮社刊
参考資料一覧: 下, p390-399
内容説明・目次
- 巻冊次
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上巻 ISBN 9784101154268
内容説明
夢と野望を胸に渡った満洲の地。広大な原野に立ちすくみ、馬賊の襲撃に怯えつつも、森田勇太郎は、森田酒造を満洲一の造り酒屋にまで成長させていく。だが、夫・勇太郎の留守中、ソ連軍の進攻と満人の暴動に遭い、森田酒造は崩壊。妻・波子は二人の子供を抱え、明日の命も知れぬ逃亡生活を余儀なくされる。しかしこれは、波子を呑み込む過酷な運命の始まりに過ぎなかった—。
- 巻冊次
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下巻 ISBN 9784101154275
内容説明
栄華の絶頂から一転、奈落の底へ。頼りにしていた夫との再会も束の間、夫・勇太郎は強制労働の果てに病で命を落としてしまう。すべてを失い、夫の屍を乗り越え、食うや食わずで二人の子供を守る母・波子。そんなとき、密かに思いを寄せていた男・氷室の消息が聞こえてきた。再会に胸躍らせる波子だが、彼女の前に現れたのは、阿片に身体を蝕まれた廃人同然の男だった—。
「BOOKデータベース」 より