ヴェイユの言葉
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書誌事項
ヴェイユの言葉
(大人の本棚)
みすず書房, 2003.11
- タイトル読み
-
ヴェイユ ノ コトバ
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内容説明・目次
内容説明
既存の価値を喪失し、混迷のさなかにあった1930‐40年代のヨーロッパ。工場で、戦場で、また亡命の地で、のちに『抑圧と自由』や『神を待ちのぞむ』、『根を持つこと』、さらに『カイエ』に至る一連の著作として発表され、人々を瞠目させることになる数々の文章が記された。政治記事や革命組織の機関誌への寄稿、書簡、そして私的な雑記帳…そこには、シモーヌ・ヴェイユの日々の思索のあとが克明にとどめられている。いま、ここにある人間の悲惨の中に身をおき、他者の不幸をわが身の肉と魂の中に受けとめて熟成された思想は、どのような道筋をたどって深化していったのか。自己と他者、神、悪と不幸、力と社会、そして美と正義—断章と珠玉の詩を5つの諸相のもとに編み、ヴェイユ思想の展開を追う。
目次
- 1 自己と他者
- 2 神と必然
- 3 悪・不幸・十字架
- 4 力と社会
- 5 正義と芸術
「BOOKデータベース」 より