宗教への視座
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宗教への視座
(岩波講座宗教 / 池上良正 [ほか] 編集, 2)
岩波書店, 2004.1
- タイトル読み
-
シュウキョウ エノ シザ
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注記
引用・参考文献: 各章末
読書案内: p[281]-303
内容説明・目次
内容説明
宗教は、どこに着目するか、どうアプローチするかによって、実に多様な相貌を見せる複雑な現象である。本巻では、超越・儀礼・権威・起源論・現世利益などの論点を具体的に検討しながら、かくも多様な宗教への視座、方法論=宗教理解が生じてきた理由を考察する。また、オウム事件以後の方法論的省察や根本的な宗教批判の分析をとおして、理念としての宗教と、現実社会の中での宗教との関わりを考察する。
目次
- 1 宗教の求心性(超越とヒエロファニー—オットーとエリアーデを手引きとして;権威・伝統・信仰;儀礼とエートス—「世俗主義」の再考から)
- 2 宗教の射程(宗教起源論と宗教学の起源;宗教の社会論理学;現世利益と世界宗教)
- 3 宗教理念のありか(宗教の「本質」;暴力と苦悩の時代に—宗教的実践の可能性を探る;オウム真理教とそれ以後—現代宗教研究の諸問題)
- 読書案内 二〇世紀宗教論のさまざまな視座
「BOOKデータベース」 より