文学の子どもたち
著者
書誌事項
文学の子どもたち
慶應義塾大学出版会, 2004.2
- タイトル別名
-
Children in the literature
- タイトル読み
-
ブンガク ノ コドモ タチ
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注記
参考文献: 各章末
内容説明・目次
内容説明
世界の文学作品や映画に描かれた子どもたちを鏡にすると見えて来るものがある。背景となる社会のありよう、人々の常識的な考え方、作者の哲学的メッセージなどなど。子ども期の発見からようやく50年経とうとする現在、「子どもたち」は表現の世界のなかで、どのように成長しているのだろうか。
目次
- 序章 子どもの世界
- 第1章 絵本における子どもたち
- 第2章 赤いネッカチーフの子どもたち—中国少年先鋒隊文学の系譜
- 第3章 旅の子供たち—オスカー・ワイルドの童話の世界
- 第4章 驚異の孤児—ジム・ダッジ『ストーン・ジャンクション』における自己の探求
- 第5章 仮想化された子供—『星の王子さま』と子供時代
- 第6章 ドイツ少女雑誌にみる少女像—十九世紀後半から第一次世界大戦まで
- 第7章 劇的な子ども—ブレヒト演劇の胎児、嬰児、障害児
- 第8章 イタリアの寓話—読者・作者・登場人物としての「こども」
- 第9章 おてんば少女の輝いた時代—スペイン女性作家たちによる児童小説
「BOOKデータベース」 より