マーラーと世紀末ウィーン
著者
書誌事項
マーラーと世紀末ウィーン
(岩波現代文庫, 文芸 ; 82)
岩波書店, 2004.2
- タイトル別名
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文化史のなかのマーラー
- タイトル読み
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マーラー ト セイキマツ ウィーン
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注記
『文化史のなかのマーラー』(筑摩書房, 1990年刊)の改題
参考文献: p237-245
内容説明・目次
内容説明
マーラーの作品の真の新しさや面白さは、世紀末ウィーンの文化史全体に目を広げて初めて明らかになる。著者は同時代人クリムト、O.ワーグナー、フロイト、V.アードラーらの活動をも視野に入れ、彼らの夢と現実のありようを描きだす。また現在、彼の音楽のどのような側面が注目され、それが現代文化のいかなる状況を表現しているのかを問う。
目次
- 第1部 同時代者の中のマーラー(花形指揮者の憂鬱—一九世紀の歌劇場の状況の中で;芸術による社会革命の夢—マーラーと学生運動;意識下の世界の探索—マーラーとフロイト;綜合芸術の館—マーラーと分離派;指揮者マーラーの挑戦—マーラーのベートーヴェン受容 ほか)
- 第2部 現代人の中のマーラー(マーラーとポストモダニズム—芸術とキッチュのはざま;音楽の「論理」の解体—音楽の空間性;ワルター神話を超えて—『第四』演奏史の分析)
「BOOKデータベース」 より