技術への問い
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書誌事項
技術への問い
岩波書店, 2004.3
- タイトル別名
-
Questioning technology
- タイトル読み
-
ギジュツ エノ トイ
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注記
参考文献: 巻末p15-32
原著 (Routledge, 1999) の全訳
内容説明・目次
内容説明
技術に関するこれまでの哲学的言説はいずれも、市民の関与を排除するテクノクラシーの進展を止める力にはなりえないのではないか?こうした問題意識から著者は本書において、従来の本質主義的な技術概念を再検討し、概念の新たな定式化を目指す。1968年の学生叛乱、70年代の環境主義をめぐる論争、80年代のミニテルやAIDS治験をめぐるネットワーキングなどの豊富な事例の分析と、ハイデガー、フーコー、ハーバーマスや社会構成主義などとの理論的対決とを織り交ぜながら、市民による技術システムの占有戦略を説く。社会と市民に開かれた“新たな合理性”概念を提唱する、“技術の哲学”への意欲的な試み。
目次
- 技術、哲学、政治
- 第1部 技術の政治化(テクノクラシーと叛乱—一九六八年の五月革命;環境主義と技術の政治)
- 第2部 民主的な合理化(技術的合理性の限界;主体性の問題;技術の民主化)
- 第3部 技術と近代(技術の批判理論;技術と意味;非純粋理性)
「BOOKデータベース」 より