漢民族の源流を探る : 羌族史の解明から
著者
書誌事項
漢民族の源流を探る : 羌族史の解明から
エフ・アイ・プラン, 2003.12
- タイトル別名
-
漢民族の源流を探る : 羌族史の解明から
- タイトル読み
-
カンミンゾク ノ ゲンリュウ オ サグル : チャンゾクシ ノ カイメイ カラ
大学図書館所蔵 件 / 全26件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
内容説明・目次
内容説明
中国は漢民族の国と、理解されている。しかし、考えてみれば、漢民族の形成は漢代以後のことである。それ以前の主役は誰か?!この謎を解くのが遊牧の民・羌族の存在である。彼らは炎帝神農氏を生み、中国初代の王朝・夏を築いた禹を世に送り出した。歴史上に名高い周の武王、秦の始皇帝も羌族と密接なかかわりを持っている。本書は最新の資料、文献を駆使、また四川省の現地に羌族の後裔を訪ねることによって、3000年以上に及ぶ羌族の歴史を解明した貴重な研究だが、それは半面において、漢民族の形成過程のみでなく、チベット族や雲南の少数民族諸族の源流をも解き明かしている。また、羌族の盛衰を知ることは、過去において民族の対立、抗争と融合がどのように演じられたかをも理解しうる、貴重なデータである。
目次
- 序章 石〓に住む人びと
- 1章 羌族との出会い
- 2章 神話と伝説の世界で
- 3章 蚕叢と夏禹の周辺
- 4章 「殷周革命」のころ
- 5章 秦の全国統一
- 6章 漢代は受難期
- 7章 大雑居、大融合の時代
- 8章 隋、唐から宋へ
- 9章 岷江流域の羌族
- 10章 盛衰をどうみるか
- 終章 抗争と融合のあとに
「BOOKデータベース」 より