キネマと砲聲 : 日中映画前史
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キネマと砲聲 : 日中映画前史
(岩波現代文庫, 社会 ; 91)
岩波書店, 2004.4
- タイトル別名
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キネマと砲声
- タイトル読み
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キネマ ト ホウセイ : ニッチュウ エイガ ゼンシ
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注記
リブロポート(1985.9)刊の岩波現代文庫版
内容説明・目次
内容説明
日中戦争の時代、上海と満州での日本の映画工作をめぐる物語。川喜多長政、岩崎昶、亀井文夫、甘粕正彦…日中の映画人、軍人と転向左翼、抗日運動家たちが、それぞれの夢と打算を賭けて展開するドラマは人間の条件が問われる極限状況のもとで、自らの信念に生きることの意味を問い、真の国際理解とは何かを考えさせる。
目次
- 日本の憲兵が北京で日本の将校を殺した
- 川喜多長政の中国への夢
- 岩崎昶が上海に行く
- 上海の映画が目覚めた
- アメリカ映画を日中映画人は学んだ
- 戦争が始まった
- 「満州」に日本が夢の工場を作る
- ヨリス・イヴェンスの戦い
- 日本の戦意高揚映画は何を高揚したか
- 川喜多長政が「輸出映画」に発言する
- 抵抗する「孤島上海」に川喜多長政が上陸する
- 筈見恒夫が馬徐維邦の怨念に魅了される
- 亀井文夫の孤立した戦い
- 満映が活動する
- 上海の「孤島」が消滅した
- 満映は崩壊して中国の撮影所に生まれかわる
- 「中華電影」が終り李香蘭は山口淑子になった
- 戦争責任の問題が残った
- 恨みは深し香港
- 思い入れが多くて長すぎる「後書き」
「BOOKデータベース」 より