近代的育児観への転換 : 啓蒙家三田谷啓と1920年代

書誌事項

近代的育児観への転換 : 啓蒙家三田谷啓と1920年代

首藤美香子著

勁草書房, 2004.3

タイトル別名

近代的育児観への転換 : 啓蒙家三田谷啓と1920年代

育児啓蒙活動家三田谷啓の研究 : 一九二〇年代の育児観・子ども観

タイトル読み

キンダイテキ イクジカン エノ テンカン : ケイモウカ サンダヤ ヒラク ト 1920ネンダイ

大学図書館所蔵 件 / 115

この図書・雑誌をさがす

注記

著者の博士学位 (人文科学) 論文「育児啓蒙活動家三田谷啓の研究 : 一九二〇年代の育児観・子ども観」 (お茶の水女子大学大学院人間文化研究科人間発達学専攻, 2001年3月) を加筆・修正したもの

引用・参照文献: p195-223

内容説明・目次

内容説明

本書は,大正から昭和初期の育児啓蒙家三田谷啓の足跡を検証することで、育児書の刊行と母親向け講習会という啓蒙活動のなかに、くっきりと姿を見せる「近世と近代の分岐点」を指し示している。

目次

  • 序章 新しい育児史研究に向けて(育児書と現代;米国の育児史研究の成果 ほか)
  • 第1章 育児啓蒙活動家の登場(三田谷啓とは何者か;三田谷の育児改革理念とその背景 ほか)
  • 第2章 近代的育児概念の形成—「科学」と「母性」(日本児童協会を拠点とする育児啓蒙活動の展開;『日本児童協会時報』第一巻の育児論—専門家主導による「科学的」育児方の導入 ほか)
  • 第3章 郊外生活者層の新興—「健康」の希求と子どもへの関心(三田谷の啓蒙対象として注目すべき層;郊外生活者層の新興と「健康」の希求 ほか)
  • 終章 子ども観の変容—大人‐子ども関係における子どもの価値の相対的な上昇

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

ページトップへ