アマゾンとアンデスにおける一植物学者の手記
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アマゾンとアンデスにおける一植物学者の手記
築地書館, 2004.4
- 上
- 下
- タイトル別名
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Notes of a botanist on the Amazon & Andes
アマゾンとアンデスにおける一植物学者の手記
- タイトル読み
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アマゾン ト アンデス ニ オケル イチ ショクブツ ガクシャ ノ シュキ
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注記
上: リチャード・スプルースの肖像あり
資料および主要文献目録: 上巻p378-388
内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784806712848
内容説明
博物学が栄光の時代を謳歌した19世紀の中葉、ウォレスとベイツの後を追って、1849年にアマゾンに入った英国出身の植物学者リチャード・スプルースは、下アマゾン河からリオ・ネグロ川、オリノコ川の上流域を6年間にわたって探検し、膨大な数の熱帯の植物を採集、あわせてインディオの生活を克明に記録した。1855年、転じて上アマゾン河経由でペルーのタラポトに入り、さらにエクアドルに到達。アマゾンの平原とはまったく異なるアンデス太平洋岸の過酷な気候と急峻な山岳地帯のなかにあって植物の研究を続け、南アメリカの植物にかんする情報を故国に送った。
目次
- パラと赤道の森
- アマゾン河遡行、最初の居住地サンタレンへ
- オビドスとトロンベタス川への旅
- サンタレン滞在—植物と住民の観察
- 下アマゾンの地質とサンタレンの植物相
- サンタレンからリオ・ネグロ川へ
- マナウスにて—下リオ・ネグロ川の原生林の調査
- リオ・ネグロ川遡行、サン・ガブリエルへ
- サン・ガブリエル周辺の急湍と山岳樹林
- ウアウペス川の急湍と未踏の森への探検旅行
- サン・カルロスと上リオ・ネグロ川の丘陵
- フンボルトの国で—カシキアーレ水道、クヌクヌマ川およびパシモニ川遡行の旅
- オリノコ川の急湍へ、そしてサン・カルロス帰還
- サン・カルロスからマナウスへ—リオ・ネグロ川下航の旅
- 巻冊次
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下 ISBN 9784806712855
内容説明
スプルースはさらにマラリアの特効薬キニーネを生産するアカキナノキの種苗をあつめて東洋の熱帯地方に送り、異国の地におけるプランテーションの開設にもつくした。1864年帰国。本書はこの15年間に書き残された日記、書簡、覚書のたぐいが、その没後、アマゾン以来深い親交のあったウォレスによって編纂され、1908年にロンドンで出版された愛と追憶の古典である。植物採集探検の記録だけではなく、異国の地で書かれた、「アマゾンの岩絵」「インカの秘宝」「アマゾンの女戦士」などの小品も収録。巻末には上下巻あわせた詳細な索引も併載。
目次
- ソリモンエス川遡行二四〇〇キロメートルの旅—バーラからペルーのタラポトまで
- ペルー領東アンデス探検、あわせてタラポト滞在
- タラポトからカネロスまでの小船によるボンボナサ川遡行の旅
- カネロスの森を抜けてバニョスへ
- エクアドル領アンデスの植物採集調査旅行と登攀
- アンバトとアラウシのキナ樹の森
- チンボラソ山西側斜面のエル・リモンのキナ樹の森
- 太平洋の海岸地方—スプルースの南アメリカ滞在最後の三年間
- アマゾンの植生と動物の渡り
- 植物の構造を変化させる蟻
- アマゾンのインディオが使っている土産の向精神薬と興奮剤
- アマゾン河の女戦士とその歴史的考察
- リオ・ネグロ川とカシキアーレ水道で見られるインディオの岩絵
- インカの秘宝
「BOOKデータベース」 より