編集狂時代
著者
書誌事項
編集狂時代
(新潮文庫, 7428,
新潮社, 2004.5
- タイトル別名
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編集狂時代
- タイトル読み
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ヘンシュウキョウ ジダイ
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注記
「編集狂時代」(本の雑誌社,1994)を改稿、第七章を加筆したもの
編集狂・松田哲夫年譜: p464-465
内容説明・目次
内容説明
名物編集者・松田哲夫ができるまで。印刷物マニアで映画好きのオタク少年が、漫画雑誌「ガロ」を知り、編集という仕事に出会って筑摩書房に入社。気になる書き手と本作りを企画してヒット作を連発、雑誌を創刊して挫折するが、その失敗がまた新たな企画に…。好きなことを仕事にしてきた男の爽快な半生記。面白いことを伝えたい—そのヨロコビが編集を知らない人にも伝わってくる。
目次
- 第1章 ぼくは、小学校低学年の頃から二十代なかばまで、ひたすら集めることに熱中してきた。
- 第2章 一九六五年秋、ぼくは高校三年生だった。ある日の昼休み、階段教室で、捨てられていた一冊のマンガ雑誌にであった。
- 第3章 そこは留置場だった。目の前にボンヤリ鉄格子が見えた。昨日あったことが走馬燈のように、次々と浮かんでは消えていった。
- 第4章 一部ゲラ刷りを貰い、それを持って飲み屋にいった。色校をチラチラ眺めながらのむ酒は、格別においしかった。
- 第5章 この社の仕事をはじめて九年、倒産を機に、「筑摩の人間として生きよう」と密かに決意したのだった。
- 第6章 そうしたある日、啓示のようにひらめいた。「そうか、外骨さんになっちゃえばいいんだ」
- 第7章 「頓智」での布石とその後の時間にはじめたことが、ぼくの編集者人生を大きく展開させることになったのだ。
「BOOKデータベース」 より